臨床研修



外科病理学コース概要

【研修コース名】
製鉄記念八幡病院後期研修外科病理学コース

【研修期間】
3年間

【募集人員】
1名

【診療科】
病理診断科

【取得資格(学会による認定内容)】
日本病理学会認定の病理専門医取得

【指導体制】
医師数 2名(常勤)内指導にあたる医師2名
指導責任者:金城 満(副院長)

【コースの目的と特徴】
 一般目標(GIO): 製鉄記念八幡病院は日本病理学会認定の病理研修施設であり、剖検が年間20数体あり、偏らない生検、手術症例が年間4100件、呼吸器、泌尿器、産婦人科を中心とした細胞診が年間2500件ほどあり、病理専門医研修指導医2名が日本病理学会の指針に従って、病理研修医の育成に当たる。 その目標は日本病理学会認定の病理専門医として適切な医療に貢献するために、診断病理学に必要な知識、技能、態度を身につけ、当院での3年間の後期研修で日本病理学会の専門医資格を得ることができるレベルを目標とする。また、大学の病理学教室とも連携をとり、一部遺伝子研究や電子顕微鏡の取り扱いなどは大学で行えるようにする。 そして、更に広い知識を習得し、大学での研究へも進むことが出来るような研修を目指す。

【到達目標】
 T.必要な知識
(1)病理業務に関わる知識(1年目:主として1時間ずつの講義、プリント)
  @病理業務に関連する法および制度を説明できる。
  A病理業務に関するリスクマネージメント(医療廃棄物問題を含む)を説明できる。
  B病理業務の資料を管理し、保存できる。
  C病理業務でえられた人体材料を研究に用いる際の手続きを説明できる。
(2)病理診断に必要な知識(1年目より3年まで通年)
  @基本的な病理組織標本の作製過程を説明できる。(1年目:院内)
  A免疫組織化学(免染)を含む特殊染色の原理を説明し、結果を評価できる。
   (2年目:院内)
  B電子顕微鏡(電顕)標本の作製過程を説明し、結果を評価できる。
   (3年目:山口県立総合センター)
  C分子病理学的検索の原理を説明し、結果を評価できる。(3年目:山口大学)
  D病理診断に必要な臨床的事項を的確に判断し、病理診断との関連性を説明できる。
  E病理診断に対してコンサルテーションの必要性を判断できる。

 U.必要な技能
(1)病理解剖を執刀できる。(1年目:院内)
(2)臨床事項と考察を含めた病理解剖報告書を作成できる。(1年目:院内)
(3)偏らない臓器・組織から得られた生検、手術材料を診断し、報告書を作成できる。
   (通年:院内)
(4)細胞診材料を診断し、報告書を作成できる。(通年:院内)
(5)迅速病理診断において良悪性の判定をし、適切な報告ができる。(2年目より:院内)
(6)基本的な病理組織標本の作製(切出しから標本作製まで)を実施できる。(1年目:院内)
(7)病理業務におけるバイオハザード対策を実行できる。(2年目より:院内)
(8)CPC(Clinicopathological conference)や臨床とのカンファレンスにおいて、病理所見を的確に説明できる。(2年目より:院内)

 V.求められる態度
(1)病理診断、剖検およびCPCなどに際して患者や遺族に対する配慮ができる。
   (3年目より:院内)
(2)病理業務において、臨床医と適切に対応できる。(1年目より:院内)
(3)学生、臨床研修医及び病理専門医初期研修医に病理の指導ができる。
   (3年目より:院内)
(4)病理業務に関してコメディカルと協調できる。(1年目より:院内)
(5)病理診断の精度管理について積極的に関与する。(2年目より:院内)
(6)学会、研修会、セミナーに積極的に参加する。(1年目より:院内)
(7)病理業務の社会的貢献に積極的に関与する。(1年目より:院内)
(8)人体病理学に関する研究を行い、結果を報告できる。(1年目より:院内)

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