病理診断科


病理診断科は、病理医と臨床検査技師で構成されています。病理医とは、大学や日本病理学会認定施設において、病理学の研究と研鑚を積み、日本病理学会が認定した病理専門医のことです。 病理医は患者さんを直接診察することはありませんが、患者さんから採取された細胞や組織に種々の方法で染色を施し、病気の種類と進行度を決める役割を担っています。それにしたがって、臨床各科の医師は患者さんに治療が必要か、どのような治療が必要であるのか、どの程度の期間治療をすればいいのか、 ほかの検査所見もあわせて、治療計画を立てることができます。大学の医学部では、医学生の必須の科目となっています。
スタッフは、常勤医師(認定病理医)2名、非常勤医師1名と臨床検査技師5名(うち細胞検査士3名)で構成されています。

非常勤医師:河内 茂人(山口大学医学部准教授)


【主な業務】
・病院の病理診断業務を担い、各診療科の診断や治療を積極的にサポートしています。
・組織診・術中迅速診断・細胞診・剖検業務が中心です。
・泌尿器科・呼吸器内科・皮膚科・乳腺外科チームとの臨床と病理のカンファレンスは毎週開
 催。腎センターチームとの病理と臨床のカンファレンスは、不定期に開催。製鉄記念八幡病院
 公開CPCは基本的には月に1回で、年間10〜11回開催。 八幡地区消化器カンファレンス(響
 会)の症例カンファレンスは3ヶ月に1回の開催に、病理診断科として参加しています。
・泌尿器細胞診別府カンファレンスと九州LBC研究会を主催しています。
・不幸にして亡くなられた患者さんの病理解剖を行い、その死因、臨床診断や治療の効果、主
 たる疾患、病変、他臓器合併病変などを検討し、その後、主治医を含めた病院内外に開かれ
 たCPCを年間10〜11回定期的に行っています。


【特殊検査・先進医療】
・腎生検材料においては、光顕、組織化学(電顕検索)を行っています。
・乳癌の症例では、癌細胞のホルモン受容体を免疫組織化学により検証し、予後の推定と再
 発時の治療法の選択について、毎週の外科とカンファレンスを行い検討しています。
・尿細胞診および子宮頚部擦過細胞診では、Liquid based cytology(LBC)をいち早く取り入
 れ、九州LBC研究会の世話人も兼任し、LBCの普及にあたっています。LBCはスライドガラス
 への細胞補足率をあげ、細胞診断の精度の向上が期待されています。


【おもな医療機器・設備】
・剖検室、自動包理装置、自動封入装置、自動免疫染色装置(ベンタナXTシステム)、超低温ミクロトーム(クリオスタット)、PC接続型光顕微鏡写真システム、組織画像解析装置等


【病理部実績】(2014年)
■組織診 3,702件
■術中迅速診断 127件
■細胞診 2,962件
■剖検 8件/年間


泌尿器病理カンファ
泌尿器病理カンファ


当院発行の広報誌「こんにちは せいてつ病院です(2010年6月)」より病理診断科に関連する記事を抜粋しました。(PDF形式)病理専門医のしごと(PDF形式/2535KB)


PDF形式のデータをご覧いただくには最新の Adobe Reader が必要です。
Adobe Readerは左のボタンからダウンロードできます。