呼吸器外科


【診療方針・対象疾患・特徴】
当院呼吸器外科は、肺がん・転移性肺腫瘍などの胸部悪性腫瘍をはじめ、縦隔腫瘍、自然気胸等の疾患をとりあつかっています。2006(平成18)年4月より専門の医師が常勤しています。

小さな切開創
(写真1)7〜8cmの小さな切開創
昨今、肺がんはがん死亡率の一位をしめる疾患となっていますが、肺がんにおいて、標準と呼ばれる術式は、肺葉切除と所属リンパ節(肺門および縦隔リンパ節)郭清です。
これまでは、背中から約25cmの皮膚および胸壁の筋肉を切って開胸する”後側方切開”が一般的でしたが、最近では胸腔鏡補助下に手術を行うことで、背中のきずの大きさを約7〜8cmに短縮、胸壁の筋肉を温存することができるようになりました(写真1)。
この小さい開胸は、疼痛が少なく、回復も早いといわれています。当院でも、以下の診療実績にありますようにほとんどの症例で症例で、この術式を選択しています。


【診療実績】(2014年)
肺がん70例 気胸22例 縱隔腫瘍3例 その他14例


肺がんを代表する胸部悪性腫瘍では手術だけにとどまらず、化学療法(抗がん剤療法)や放射線療法といった集学的治療が求められます。
そのため、抗がん剤を専門にとりあつかうがん治療認定医のひとりとして、地域のがん薬物療法の指導的役割を果たしていく使命があると自覚し、診療にあたっております。

また、肺がんのような悪性疾患の治療成績向上には、臨床試験が不可欠であるのはいうまでもありません。当科は西日本がん研究機構(WJOG)や九州肺癌研究機構(LOGIK)といった研究グループに属し、胸部悪性腫瘍の臨床試験を推進しながら標準治療の確立、治療技術の向上をめざしています。
医療の地域格差が生じないように、日々研鑚を怠らずに診療に従事していますので、患者さんには安心して治療を受けていただきたいと思います。


当院発行の広報誌「こんにちは せいてつ病院です(2012年7月)」より呼吸器外科に関連する記事を抜粋しました。(PDF形式)
タバコは百害あって一利なし(PDF形式/2.62MB)


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