消化器外科


【診療方針・特徴】
消化器外科は、外科一般および消化器に対する診療・手術に加え(手術に関しては外科ホームページをご覧ください)、肝胆膵領域(図1)における内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、超音波内視鏡(EUS)などを行っています。

図1 胆道・膵道の解剖図
図1 胆道・膵道の解剖図
【ERCP(内視鏡的胆道膵管造影)】
総胆管結石の摘出(図2)や胆肝炎の治療、腫瘍などによる閉塞性黄疸(胆汁の流出障害による黄疸)を改善するステントといわれるチューブの胆管内への留置(図3)など、さまざまな処置が可能です。また、細胞診や生検による胆管がん・膵がんの診断も守備範囲です。当院では年々検査数が増加し、昨年は200例を超える患者さんの診断・治療を行いました。(図4)


図2 ERCPによる総胆管結石の治療
図2 ERCPによる総胆管結石の治療
図3 ERCPによる胆管内チューブステント留置術
図3 ERCPによる胆管内チューブステント留置術
図4 ERCP件数
図4 ERCP件数
【EUS(超音波内視鏡)】
このカメラは先端に超音波装置が装着され、胃や十二指腸内から胆管・胆嚢や膵臓を間近に超音波で見ることができます。通常行われる体表からの超音波では捉えられない小さな病変を診断することや、病気の種類によっては穿刺・排液などの治療を行うことも可能です。
図5 EUS、ERCPによる小膵がん(径8mm)の診断
図5 EUS、ERCPによる小膵がん(径8mm)の診断
ERCPとEUSをもちいて診断できた径8mmの小さな膵臓がんを示します。(図5)膵臓がんは現在でも早期発見・診断が難しく、進行した状態で受診されることが多い病気ですが、この患者さんは糖尿病の悪化をきっかけとしてご紹介いただいた結果、ERCP・EUSが威力を発揮し、早期の状態で膵臓がんと診断され、根治手術を行うことができました。
これからも、この2つのカメラを武器に胆道・膵臓のより良い診断・治療を行っていきたいと考えています。


当院発行の広報誌「こんにちは せいてつ病院です(2007年4月、2009年6月)」より消化器外科に関連する記事を抜粋しました。(PDF形式)
消化器外科の鏡視下手術(PDF形式/672KB)
閉塞性黄疸(PDF形式/1590KB)


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