救急・集中治療部
特色
救急部は、24時間365日受け入れ体制を整えています。当院医師ならびに産業医科大学の救急部医師の協力をいただき初期対応を行い、必要に応じ当院各科の専門医に診療を依頼する方法を取っています。看護師は28名です。2026年度より救命救急士を配置し、より迅速な受け入れと救急隊との連携も強化していきます。
場所は9階病棟1階に位置し、救急専用入口を有し、救急処置、シャワー浴による除染可能な前室、重症患者さんに対応できる救急処置室、縫合や骨折処置等の設備をそなえた外科系処置室、時間外徒歩受診者のためのベッドを備えた診察室があります。プライバシー、安全、感染対策に配慮しています。
感染症患者および疑い患者さん(結核、インフルエンザなど)のために、層流方式の換気が可能で、他の患者さんとの接触なしに診察、観察、処置、管理ができる個室があります。また、新型コロナウイルス感染症疑い(確定)症例診察のための陰圧室を救急部内に設置しています。さらに救急部直近に、発熱患者待機室を設置しています。
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救急外来外観、救急車車寄せ
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救急処置室
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感染症対策用層流室
設備・検査機器
救急部に隣接してX線、CT検査室があります。また、心臓カテーテル検査室、血管造影室対応も救急部看護師が行い、速やかな対応が可能です。救急外来専用に、HCU(高度治療室)内モニターと連動したセントラル機能を持つ生体情報モニター、ポータブルモニター、コンプレッサー内蔵搬送型人工呼吸器、非侵襲的陽圧換気用人工呼吸器、ペーシング機能付き除細動器、超音波診断装置、気管支鏡を有しています。
診療実績
| 2023 | 2024 | 2025 | |
|---|---|---|---|
| 救急外来受診者数(時間外含む) | 7,184 | 6,996 | 6,923 |
| 救急車来院数 | 3,445 | 3,895 | 4,015 |
高度治療室(HCU)・救急病棟
特色
高度治療室(HCU)7床と救急病棟8床の当HCUの特徴は高齢者に対応した集中管理で、入室患者さんの平均年齢は70歳を超えています。多くの方が病前から併存症や機能低下を抱えており、原疾患の治療が適切であるだけでは救命できない、救命できても治療が長期化し、機能低下が進行してしまうということが少なくありません。よりスムーズに、より良い状態で救命するためには、入室初期からの治療ゴール設定、そのための戦略立案、個々の患者さんに合わせた合併症の少ない迅速な超急性期管理、状態安定後までの継続的なサポートが不可欠です。このため、入室早期から下側肺障害予防、浮腫改善、理学療法士によるベッドサイドリハビリ、栄養サポートチーム(NST)による早期経腸栄養などの取り組み、またハイリスク症例は退室後も継続したサポートをHCUスタッフおよび院内多職種と連携して行っています。
扱う疾患
中央診療部門であり、各科から要請がある患者さんに治療の場を提供するため、取り扱う疾患は多岐にわたります。HCUの主な役割は、原疾患治療にいたるまでの、呼吸・循環・輸液・栄養・感染の高精度の管理、臓器保護、不全臓器のサポート(人工呼吸管理、透析、補助循環)です。患者さんの割合は、内科系:外科系およそ2:1となっています。
設備・検査機器
全病床に生体情報モニターを設置し、救急外来・HCU・救急病棟のモニターはHCU内で集中管理しています。人工呼吸器、非挿管型人工呼吸器、ペーシング機能付き除細動器、体外式ペースメーカー、全ベッド対応可能な透析用コンソール、CHDF機器、血液ガス分析装置、専用のポータブルX線撮影装置、気管支鏡、電子内視鏡システム、超音波診断装置、体位自動変換ベッド、熱傷用ビーズベッドを保有しています。HCU内に熱傷用浴室があり、熱傷患者さんの包交以外に、外傷患者の創洗浄、除染、早期リハビリにおける入浴療法等にも利用しています。また重症新型コロナウイルス感染症症例に対応するため、HCU内にテント型陰圧室を設置しています。
診療実績
| 2023 | 2024 | 2025 | |
|---|---|---|---|
| 入室患者数(人) | 1,564 | 1,566 | 1,350 |
※入室患者数はHCU・12病棟1階の合計数